活動レポート | 2020年05月19日 | 3,060 views | Posted by harnya
はーにゃです
今日は、武蔵野市の「しょーとてんぱー」というNPOさんの
Web講演会のお手伝いをさせていただきました。
実はこの「しょーとてんぱーさん」
私が講師業をはじめたきっかけともいえる団体さんです。
もう10年近く前だと思いますが、
発達障害の方の暮らしの中でのスマホ、タブレットの活用
みたいなことをお話ししたと思います。
とても活発に活動されていて、いつも魅力的な講演会やイベントを企画運営されています。
今回は、はじめて「オンラインでの講演会」を開催するとのことでご依頼を受けてZOOMでの講演会の準備から当日までのサポートをさせていただきました。
今日開催された講演会はこちら
丁寧に丁寧に準備して、本当に感動するほど万全を期した会でした。
「ま、どうにかなるでしょ」の精神の私には神々しさすら感じられる運営の見事さでした。
ZOOMははじめてとおっしゃりながら猛烈に学んで、最後は
「私よりもう詳しいよね」
っていう状態までに知識も経験も重ねられた代表の田中さんはじめ
ステイホームで障害のあるお子さんが在宅だったりしながらも打ち合わせや当日の運営に尽力されていたスタッフの皆さん
ZOOMで起こりやすい「ハウリングや生活音が聞こえてくる」などのトラブルも一切なく、とてもスムーズに進行されていました。
私の出番はほとんどなし。
すばらしいな~~~
と感動しながらも私も自閉症の子の母親
講師の友野さんのお話しに引き込まれ、動画が流れた時はほろりと涙が・・・
強度行動障害と言われる自閉症の方の支援を「やれやれ」と口ではおっしゃりながらも、自分たちにできることを常に考えて、向き合っていらっしゃる姿に親としては感謝の気持ちが沸き上がり、人としても本当に尊敬のひとことに尽きるお話しでした。
そして会の後、私は整体の仕事としてのオンライン講座を2講座。
そのスキマにはしょーとてんぱーさんと反省会兼ねたLINEでのやりとり。
今日一日を振り返る今、すごく感動しています。
私、、、これ夢見てた~~~~って。
ただでさえ色々と大変なことも多い障害のある子との暮らし
その暮らしの中で時間を作り、移動して会場まで行き、
講演会に参加して
また移動して帰宅する
講演会に参加する日はたいてい、他の用事を入れる余裕はありませんでした。
子どもの送迎なんかあったりしましたから。
何度「どこでもドアほしい!!!」と思ったことか
でも今日は移動時間ゼロ。
講演会の開始1時間前にはスタッフさんはZOOMに接続して打ち合わせをしていましたが、皆さん在宅でリモートでの参加ですからおうちのこと、ギリギリまでできますし、お子さんのことでバタバタしてギリギリになりますというご連絡があった方も結果的に全然余裕で間に合っていらっしゃいました。
これ、普段なら「参加をあきらめるコース」です。
私も長男の送迎後、サロンに移動して接続。
接続後、カメラをオフのままお話ししながら「眉毛を書く」というwww
障害のあるお子さんが在宅の時に講演会に参加なんて絶対無理!と思いますか?
オンライン講演会なら、マイクを切ってこちらの音を聞こえないようにできます。
おうちが散らかっててとてもカメラに映せない?
バーチャル背景という機能を使えば、宇宙や海、森の中にいるように背景を変えられます
何ならマイクもカメラもオフにして、耳にイヤホンして音だけ聞くという参加だってできるんです。
障害児の親の私からしたら夢のようです
そして、講演会の後も15分後には自分の仕事に戻り、
オンラインでの講座2つも無事開催したくらいですから。
実はもう1年くらい前から私も
ITを使いこなしている会社さんや事業主さんとはオンラインミーティングが当たり前になっていて、
「〇〇さんをはーにゃさんにご紹介したいな~~。ちょっと待ってね」
とその場で先方に連絡を取ってくださった後、
その場でメッセージをやりとりして、
「では今から」と
遠く離れた方と10分後にははじめてましてのミーティングをリモートで開始している
なんてこともやっていたのです。
オンラインでのミーティングや家族とのコミュニケーション、散々やってきて、
広まることをずっと望んできましたが、
今日はしみじみとその可能性の大きさを体感した一日でした。
リモートでしたが、一日で60人の方とお会いしたことになります
忙しくてなかなか時間の余裕をもつことが難しい私たちのような親こそ、活用してみるとその利点も見えてくるかもしれません。
もちろんオンラインにはオンラインの、リアルにはリアルの良さもあるでしょう。
でも選べるってやっぱりステキだと思います
今回の話しは私の「障害児の親」という立場で書きましたが、
地方にお住いの方やご病気で外出がままならない方
うちの次男のように感覚過敏があって外出するのも難しい人
ひきこもりの方、不登校の子どもたち
(会場の音響や空気感が読めなくて参加を躊躇するような場合も含め)
その他いろいろな方にとって選択肢のひとつとして存在は大きくなっていくのではないでしょうか?
私も今までは地域のサークルで活動してきましたが、今後は全国規模の活動に足をつっこんでみたくなっています
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