スマホ活用術/アプリ紹介 | 2012年11月07日 | 17,486 views | Posted by vochkun
iPad miniを運良く発売日に購入できたので、しばらく使ってみましたが、やっぱり薄さと軽さが素晴らしいです。「軽くて薄いのがいいならiPhoneでいいじゃん」と思うかもしれませんが、iPad用のアプリ(特にブラウザと電子書籍を閲覧するためのブックリーダー)を寝転んだ状態で使いたいわけです。
以前から使っているiPad 3(新しかったiPad)と見比べると「やっぱりRetinaキレイだわー」と思うけど、同時に「こんなにデカくて重かったっけ?」とも感じます。
特に女性がカバンに入れて持ち歩くには最適なタブレット端末かもしれませんね。普通のiPadにはまったく興味を示さなかったウチの嫁(Androidヘビーユーザー)ですらiPad miniは相当気に入ったようで、貸すとなかなか返してくれません(苦笑)
子ども用のデバイスとしてiPad miniを検証する
では、子どもが使うデバイスとしてiPad miniはどうなんでしょうか?
我が家では、iPadを使って子どもに学習をさせてますが、基本的に下記の写真のようにテーブルの上に置いた状態で使っています。
試しにiPad miniを渡して使ってみてもらいましたが、アプリによっては「画面が小さすぎるかな」と感じました。特に「なぞり書き」の学習をするときは、普通のiPadでも画面が狭いと感じることがあり、iPad miniどころか、むしろ13インチのiPad bigが欲しいくらいです。
小さい子どもは指先の微細運動が十分に発達してないので、操作領域が狭いと、思ったとおりに操作するのが難しいのかもしれません。普通のゲームで遊ぶ程度ならiPad miniのサイズでも全然十分なんですけど。
ということで、少なくともウチの子どもたちにとっては、iPad miniより普通のiPadの方が合っているようでした。
閲覧用のデバイスとしてiPad miniはどうか
最近、iPadを使った授業をされている小学校の先生のお話を聞く機会があったのですが「教科書、ノート、筆記用具に加えてiPadを置くには、生徒用の机は狭すぎる」と言っていたのが印象的でした。
確かに小学校の教室の机はかなり小さいですからねー。そういう意味では、学校の授業で使うデジタル教科書用のデバイスとしては、ひとまわり小さいiPad miniの方が合っているのかもしれません。
また、「教科書」というからには手に持って正しい姿勢で読みたいもの。机に置いて上から覗き込むように見ると、どうしても姿勢が悪くなってしまいます。その点でもiPadに比べて半分以下の重さのiPad miniであれば、手に持って長時間読むのも苦になりません。
私自身も普段はiPadをテーブルに置いて使いますが、電子書籍を読む時だけは手に持って読むことが多いです(だからこそiPad miniが欲しかった)
上は私が学生時代に使っていた教科書と参考書(かなり年季入ってるw)とiPad miniを重ねてみたときの写真です。ほぼピッタリのサイズですね。
ちなみに、Nexus7など多くの7インチサイズAndroidタブレットは縦横比が16:10または16:9であるため、(多くの人が指摘しているように)書籍を読むには不向きだと思っています。
(2012.11.08追記)上記について若干補足すると、「電子書籍を表示したとき、4:3の方が余白(無駄な部分)が少ない」ということですね。下記のブログで比較記事などありますので、もしご興味がありましたら参照してみてください。
- iPad miniが持つ「理想的な電子書籍リーダ」としての可能性と期待感 – もとまか日記
- iPad miniとNexus7ではスペックやアプリ、ネット、読書はどう違う?比較してみた – おまえは今までスキャンした本の冊数をおぼえているのか?
- 電子書籍リーダーとしてiPad miniとnexus7を比較してみた – メロン100%
教育現場での理想的なタブレット端末の使い方はこれだ?!
まとめると「文字入力や手書きなど細かい操作を伴うならiPad」「閲覧メインならiPad mini」と言えるかと思います。
ということで、長男のぼっちに協力してもらい、未来の教室における理想的な学習スタイルを写真にしてみました!
ちょっと無理矢理感がありますが、どうでしょう!? iPad miniが「デジタル教科書」になり、iPadが「デジタルノート」という贅沢(?)な構成です。
私自身は2015年〜2020年にかけてデジタル教科書が全面的に導入されたとしても、紙のノートと鉛筆はしばらくは無くならないと思っていますが、ノートのデジタル化は「思考の共有」という点で大きなメリットがあり(もちろん書字障害の人にとっても)、いずれはデジタル化の方向に進むのは間違いないと考えています。
そのとき、上記のようにサイズの違うタブレットを2台つかう「セパレート方式」は、意外にアリなんじゃないかと思っています。
ということで、最後はかなり妄想が膨らんでしまいましたが、ノートについてはさておき、デジタル教科書用のデバイスとしてiPad miniが理想的である理由を考えてみました。皆さんはどうお考えでしょうか。
この記事を書いた人:
Naoya Sangu @vochkun