読書記録 | 2015年01月23日 | 5,409 views | Posted by harnya
はーにゃです
アバター変えてみました(^-^)
相変わらず週に2~3冊ペースで大好きな読書を続けています。
普段同時に読み進めている本が常に3,4冊あるのですが、大体その中に障害関係や自閉症、発達関係の本が1冊は含まれています。
少しずつですが、読み終わったら書籍の感想を書いてみたいと思います。
「まさか発達障害だったなんて」
星野 仁彦, さかもと 未明---PHP研究所
泣きました。。。
飛行機の中で赤ちゃんの泣き声に逆上して赤ちゃんのママに食ってかかり、乗務員にはどうにかしないなら飛び降りる!とパニック状態になった彼女。
それはそれは大きな批判を浴びました。
その時から何だか彼女のことが気になっていたのですが、彼女自身がアスペルガー&ADHDという発達特性をもつ大人の発達障害だったのですね。
幼少期のこと、大人になってからのこと、ウツのこと、病気のこと、依存のこと。
夢中で一気に読んでしまいました。
家族とうまく行かず、顔をあわせる度に互いが深く傷つけあう。実は家族にもやはり同じ特性が、、、最後は涙が止まりませんでした。
本文より
そして孤独に悩んで、親と同じように飲酒などの依存、暴言や暴力、浪費と、致命的な悪癖を繰り返す。こうして次世代も家族は壊れる。悪の連鎖は止まらない。家系的に悪いことが累積していく。あたかも「悪い血」みたいに見える。実際に遺伝と関係することもあるのだろうけど、ちゃんと病識をもってうまく対応すれば、その遺伝にふりまわされなくてすむ。「悪い家系」なんてなくせるのだ。
ところが、家系や遺伝、精神的な疾患について語ることをだれもがタブー視する。しっかりと見つめないから、状況は悪くなっていくのだと思う。
彼女の作品は機会がなくて読んだことがなかったのですが、彼女の文章、この一冊で大好きになりました。私にとってはとても読みやすく、相性ぴったりの文で私の読書チャンネル(造語です)ど真ん中でした。
才能あふれる彼女のこれからの人生、応援したいです。