セミナー、講演会 | 2017年03月08日 | 3,358 views | Posted by harnya
はーにゃです
本日、葛飾の友人りえぞうさんが企画してくれた
スマホタブレット活用セミナーでお話しをさせていただきました。
筆談グッズやタイムタイマー
光過敏の判定用キット
きもちぺったんボード
ノイズキャンセラヘッドホン
手持無沙汰を軽減する指輪やネックレス
など、支援グッズも展示させていただきました
疑似体験では徹して「嫌な人」になり切りました
ひっきーさんも息子さんのスマホの活用とロボホンの紹介をしてくれました
実は、この
「自閉症、発達障害のある方のためのスマホ、タブレット活用セミナー」
もう5年くらい前から、ちょいちょい講師としてお話しさせていただいております。
東京都自閉症協会さんや
武蔵野市のしょーとてんぱーさん、各地の親の会さん、果ては沖縄では自治体さんなど
何度も何度もお呼びいただいて
スマホやタブレットを「生活を支える道具」としてどう活用するか?
ということを色んな場所で たくさんお話しさせていただいてきました。
この活動をはじめた当初は
セミナーに参加してくださる方のほとんどがガラケーしかもっていませんでしたし、
iPadも 外で使うと、道行く人がそれはそれは珍しそうにのぞき込んでくるような状態でした。
それがたった5年ほど前の話しです
セミナーでのお話しも
「カメラって今まで『写真』を撮るためのものだったけど、
これからはもっともっとハードルが下がって簡単なメモなんかでみんなカメラ機能を使う時代になっていくと思います」
「テレビ電話がもっと身近になっていくでしょう」
「LINEはこれからすごく広まっていくと思います」
「スケジュールもパソコンとスマホで同期できるようになっていて、外でGoogoカレンダーが見れる時代になっています」
なんていうことをお話しすると
「ええええ!!!それはすごいですね。未来ですね」
っていうような反応が返ってきたものでした。
そして今日お話ししている中で
「もうすっかりそんなこと当たり前になってきたな~」
としみじみ思いました。時代はこの数年ですっかり様変わりしましたよね。
私がこの活動を細々と続けているのは何よりも
「ご本人達に届いてほしい」
その一点です。
だから回を重ねるごとに、どんどん内容をシンプルに
IT嫌いの方でも 分かりやすいように
と工夫を重ねてきました。
その先のご本人達のお顔を思い浮かべながら
そして、最近のお話しスタイルは
「知的障害疑似体験」
からの
「スマホ、タブレット活用セミナー」
が定番となりつつあります。
私がお話しできることは
「学習」でもない
「余暇」でもないんです。
「毎日の暮らしを支える道具としてスマホやタブレットを活用すること」
なのです。
だから一番大切なのは
最初に端末を買い、与える立場にある方の「マインド」
スマホやタブレットで何をしたいのか?
言うこと聞かせるため?
学習がはかどるため?
おとなしくしててほしい時に渡したいから?
そんなことじゃないんです。
彼らが彼らの暮らしを「主人公」として歩むための道具のひとつとして位置づけてほしい
その気持ちをお持ち帰りいただくことが一番お伝えしたいことだったりします。
だから今日は
「指示待ち体験」
「情報格差体験」
でたくさん意地悪させていただきました。
私の疑似体験は
手先の不器用さ、見えづらさ、過敏さ
等の体験ではありません。
「彼らが置かれやすい状況」
を体験してもらいます。
その後、
「カメラ機能だけでここまでできる」
「スケジュールやカレンダーの活用」
など極々シンプルな機能を題材にお話しさせていただきました。
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なんか、硬い話になりましたが、、、
めっちゃ楽しかった~~~~~(⌒∇⌒)
疑似体験では皆さん、面白いようにイライラしたり
傷ついたり、とまどったり。。。
そしてスマホのお話しも「うんうん」とうなずきながら聞いてくださり
満を持して登場したロボホンが意地悪な私に傷ついたみなさんを癒してくれていました
一番楽しんだのは私とひっきーさんですね
どうかどうか、今日お話しした「マインド」を元にした関わり
ご本人達に届きますように・・・・
個人で企画して実現させてくださったりえぞうさんはじめ、告知にご協力くださった皆さん
お手伝いしてくださった参加者の皆さん
ありがとうございました。
また是非お会いしましょうね