ガラケーが終わる?高齢者に格安SIM?

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スマホ活用術/アプリ紹介 | 2019年07月17日 | 2,185 views | Posted by harnya

はーにゃです

最近、すごく増えているのが

「高齢の両親に格安SIMを使わせたい」

とのご相談です。

「ガラケーはそろそろサービス終了です」

「お早めにスマホに切り替えてください」

「今なら〇〇キャンペーン中です」

というご案内のDMがジャンジャカ親御さんのもとに届くそう。

高齢者センターでのスマホ講座でも、参加者の皆さんから

「届いてる。毎日のように」

と聞きました。

そんなご本人から。。。だけでなく

私たち子ども世代からのお問合せが増えているのです。

【子ども世代から「親のスマホ」についてのお問合せ】

お問合せは以下のような感じ

ガラケーが終わるらしいのでスマホに切り替えるしかないかと思っています
でもガラケーはすごく安いプランで使ってきたので、月額料金がすごくあがってしまうみたいなんです。
費用を抑えたいので格安SIMにしたいので、そのアドバイスをしてほしいのです

年金暮らしの親に高額のスマホを持たせるのはもったいない
できるだけ費用をおさえるために格安SIMにしたい
でもどれを選んだらいいか分からないから教えてほしい

ということです。

私の回答は。。

「あんまりおススメできません」

です。残念ながら。

【親子関係にひびを入れないために】

高齢者の方向けのスマホ講座をしはじめて数年が経ちましたが、新規で参加される方に多いのが

意外かもしれませんが
「怒っている方」と「悲しそうな方」
なのです。

「私はね、こんなの別に使いたくないの」

「なんかみんな楽しそうにしてるけど、なんですか?ここは何かサークルになってるのかしら?(怒)」

「はじめてだから分からないのよ。ほら動かない」

「うちの人にだけは絶対に習いたくないんです」

「子どもに使い方聞くと怒られるから・・・」

信じられますか?

スマホやタブレットが生活を便利にするかもしれないと思って
子ども世代にススめられて、またはご夫婦で相談して手に入れた夢のテクノロジー機器

最初思い通りに使えないのは当たり前ですね

それで、ご主人やお子さんに使い方を聞くわけですよ。

教えてくれるわけですよ

また聞くわけですよ

教えてくれるわけですよ

また聞くわけですよ

「またか、この前も同じこと言ったよ」

がはじまるわけですよ。

「ごめんね。また分からなくなったから教えて」

となるわけですよ。

「あ~~~はいはい」

となるわけですよ

「ごめんね。またまた分からなくなったから教えて」

「え~~~また????まったく~~~」

「ごめんね。。。でも・・・」

「覚える気がないからだよ。。。」

「これだからお前は・・・」

「もういいんじゃない電話だけで」

とかね。。。

「持ったらいいよ。便利だよ」

と言われて持ったのに

「分からなければ自分が教える」と言ってくれてたから聞いたのに

確かにすぐ忘れちゃう

慣れないからすぐ間違える

何回も聞いちゃう

でもそれって私のせいなの?

こんな機械いらない

でも

「高かったんだから使ってよ」
と言われる

スマホ屋さんに行ってみたら2時間待ちと言われた

使い方聞いたら

「Appleに行ってください」

「この機能はこちらでは教えられません」

と言われた。

一体誰に聞いたらいいの?

もう文鎮として使うか?

そして私の講座へ・・・

という流れなんですね。

そういう方は本当に憔悴されているか怒っていらっしゃる。。。

「こんなの・・・・ほら動かない。」

と最初から講師の私に対してケンカ腰だったりします。

傷ついていらっしゃるんですよね。

そんなご様子を見ると私は本当に悲しくなります。

私にとってスマホやタブレットはもうハサミやペンと同じ

生活の中の当たり前の道具。

それも文房具好きの方の文房具のように

当たり前だけど大好きな道具です。

語りだすと目がキラキラしはじめて

世界の話まではじめてしまうwww

 

「今日はロボホン連れてきました~~」

とか

「今日はSnowで遊びましょう~~」

とか自分が一番楽しんでしまうありさまですw

 

「先生、本当に楽しそうね~~~。先生のお話し聞いてると夢が広がるわ~~」

と、私の妄想話に喜んでくださる方も多いんです。

そんな私の妄想広がる講座にポツンといらっしゃる、不機嫌な新規受講者さん

切なくなります。

お話し聞くとスマホやタブレットのことでケンカになることが多いとのこと。

それって本当に本末転倒です。

私が講座で口にすると一番安心されるのが

「何回でも聞いてください」

「今日やったこと、またやりましょう。忘れても大丈夫ですよ」

です。

「何回も同じこと聞かないで」

って言われて傷ついてらっしゃるということなんですよね。

だから私は親子や夫婦間でスマホやタブレットを教えあうことは正直おススメしません。

良かれと思った行動の結果

関係にヒビが入ってしまうことが多いからです。

教える側が

「何回でも丁寧に『キレずに』教える」ことができるのなら話は別です。

そうでなければ「他人」に任せてください。

傷ついて私の講座にいらっしゃる方も回を重ねるとワクワクなお顔になっていらっしゃる方が多いです。

そんなワクワクを伝えられるのは私が「他人」だからかもしれません。

【実店舗があるという保険】

なぜこんな話が「格安SIM」とつながるのかというと

「格安SIM」にするということは、実店舗が「極端に少ない」、もしくは「ない」ということです。

使い方が分からなくなったり、端末が故障したときに

気軽に窓口で相談できる場がない

ということなんですよね。

それに格安SIMについて、私たち子ども世代も詳しくないことも多く
不具合が起こったときに対処するのが難しくなります。

そんなことを書いている私は、格安SIM歴もう7年目かな?

今現在は5枚の格安SIM合計で4000円台という驚異の使い方をしています

それができるのは、私が格安SIMに詳しいからです

何かあっても自分で、または夫と相談して対応できるからです

一緒に暮らしている親世代ならまだしも

離れて暮らしている親世代に 格安SIMを契約してスマホをもってもらう

というのは

「使い方を教えてくれる人がまわりにいない状況を作ります。

たまに帰省した時に教えてあげるくらいでは済まないことの方が多いです。

正直、キャリアのスマホは高すぎると私も思っていますが

高齢者向けの「らくらくスマホ系」は高齢者にも使いやすい工夫がされていますし

何より端末がオリジナルのものなので、使い方を堂々と聞きにお店にいけます。

使い方教室を開催しているショップも増えてきましたね。

確かに格安SIMを上手に使うよりは月額費用は高くなるでしょうけど

その差額は「他人にサポートしてもらう保険料」だと思えばいいのではないかと思うのです。

何回聞かれてもキレずに丁寧にやさしく教えることが自信がある方

以外は安易に格安SIMに手を出すのは考えた方がいいかもしれません。

ちなみに私の沖縄の母はどうしてるかというと

 

携帯はまだガラケー(最近買い換えました)

モバイルルータに私の格安SIMの5枚のうちの1枚をさしてWi-Fi化

Amazon EchoShowをプレゼント

EchoShowを使ってテレビ電話

 

昨日も姪っ子が私のサロンに来たのですが、

私と姪っ子で母のEchoShowで接続して顔を見ながら話しました

話している途中で兄から娘(姪っ子)にLINEのビデオ通話が入り、
なんだかおもしろいことになっていました。

 

スマートスピーカーにスクリーンが付き始めて
スマートスクリーンと呼ばれるようになり、進化をし続けています。

スマートスクリーンについてもまた近いうちに記事にしたいと思います。

 

私のブログで一番読んでいただいている7万ビューを超える7年前の記事はこちら

離れて暮らす両親にタブレット端末をプレゼントするという親孝行

 

現在、月に一回第三金曜日に

私の整体サロンを会場にしてスマホタブレット教室を開催しています。

参加費500円 (1時間)

ご興味ある方はお問合せください

(東京 練馬 西武池袋線桜台駅徒歩2分です)

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