子育て/療育情報 | 2013年09月07日 | 16,575 views | Posted by vochkun
子どもが不安で泣いてしまったり、落ち着かない状態になったしまったとき、ギューっと抱きしめられる感覚を与えることで、安心感が得られる場合があります。
日本ではあまり知られていませんが「ディープ・プレッシャー・セラピー」といって、海外の作業療法士の間では感覚統合の手法のひとつとして使われているようです。あのテンプル・グランディンさんのエピソードが有名ですね。
うちの息子は自閉っ子ですが、幼い頃から狭いところにハマるのが好きなので、パニックになったときのカームダウン用のスペースとして、エアーベッドを折りたたんで、いい感じのスキマ(笑)を家の中に作ったりしていました。でも、これだと学校に居るときや外出中には使えないんですよね。
そんなとき、こちらのニュースで、いつでもどこでも締め付け感が得られる「抱きしめジャケット」の存在を知ったわけです。
「抱きしめジャケット」、独見本市で公開 自閉症の子に効果も - AFPBB News
シンガポールの企業T-wareが開発した「cuddle jacket(抱きしめジャケット)」は、一見すると何の変哲も無いフリースのようだが、同社によると、小さな気泡が膨らむことによって抱きしめられているような感覚が生まれる。強さなどはスマートフォン(多機能携帯電話)で調節が可能で、肩部分だけに軽い圧力をかけたり、気泡をめいっぱい膨らませて体いっぱいに「抱擁」を感じたりすることもできる。
抱きしめジャケット「T.Jacket」とは
シンガポールのベンチャー企業T.Ware社が開発した「T.Jacket」は、一見普通のジャケットのように見えますが、服の内部にエアポケットが装着されており、これを浮き輪のように膨らませることで、上半身に適度な圧迫感が与えられるという仕組みです。イメージとしては、救命胴衣みたいな感じでしょうか。
今では海外のいくつかのメーカーから抱きしめジャケットが販売されているようですが、T.Jacketの大きな特徴はスマホでコントロールできるという点です。
T.Jacket体験会の開催
たまたまT.Ware社の代表の方が来日されるという情報を聞きつけまして、日本の代理店であるスペース96さんにお声掛けしたところ、急遽T.Jacketの体験会をおこなうことが決まりました ( ´ ▽ ` )ノ
どうせ会場を借りるならということで、私がiPadを持ち込んで「T.Jacket & iPadアプリ親子体験会」と題してイベントをおこなうことに。当日は5家族10人の方にお集まりいただきました!
ということで実際に試着してみました。
この写真は長袖タイプのものを着たときの様子。他に半袖タイプもあり、機能的な違いはないそうです。
うちの息子は最初は少し警戒してましたが、すぐに慣れたようで、ずっと着ていました。スマホでコントロールできるのは、やはり良いですね。スマホの画面を見ながら、子どもでも分かりやすく操作することができます。
私も着てみましたが、適度な締めつけとバイブレーションが気持よかったです。。。(´∀`*)
今回持ってきてもらったモノは試作品ということで、年内に発売が予定されている正式版では、さらにブラッシュアップされるとのこと。また、現在のところAndroid端末での操作に対応していますが、iOS版も開発予定のようです。正式な販売が今から楽しみですねー
最後にT.Ware社のCEOテさんと日本語通訳兼エンジニアの佐藤さんと記念撮影パシャリ。
(なぜかドヤ顔の私。。。笑)
ありがとうございました!
- T.Jacket公式サイト(英語) – T.Ware
- スペース96 – 日本代理店