スマホ活用術/アプリ紹介 | 2015年08月18日 | 5,451 views | Posted by harnya
はーにゃです
今回は「口から勝手に出る言葉に自己責任を押し付けないで」のお話しです。
使用するツールはLINEです。
我が家の長男は、コミュニケーションにLINEを使っております。
でも、会話の全部をLINEでしているわけではなく、
「選択肢のある会話」
「したいこと、食べたいもの、行きたい場所」
「ヘルパーさんとのやりとり」
などがメインです。
長男に記事を書いてもいいかの許可をどうにかもらえたので書いてみます。
先日こんなことがありました
長男が私に近づいて来て話しかけてきました
長男:「お母さん、コンビニ行く」
私もちょうど休憩したかったので
私:「コンビニ行こうか」
と返事をすると
長男:「いや!!!」と(笑)
私:「え?」
(こういう時、最近はそれ以上は聞き返さないようにしています)
で、しばらく私が黙っていると
長男:「お母さん、コンビニ行く!!!!」
と再度。
私:「うん、コンビニ行こうか」
長男:「いや!!!!!!」
私:「・・・・(汗)」
長男:「お母さん・・・」
とここで走って去っていきました。
そして慌てた様子で戻ってきた長男の手には普段彼が使っているiPad miniが。
そして何かを入力しはじめました。
私は彼が使っている端末の画面ものぞかないようにしているので私からはどのアプリを使っているかも見えません
私が背を向けて待っていると
LINEで長男から
「こんびに」
とメッセージが送られてきました。
私から
ーーーーーーーーーー
こんびにいきますか?
(こんびに いく)
(こんびに いかない)
(わからない)
ーーーーーーーーーー
と送信。
我が家では ( ) は選択肢です。
そしたら即答で
ーーーーーーーーーー
「こんびにいく」
ーーーーーーーーーー
との返事。入力早い早い(笑)
では行きましょう
と2人でコンビニに行ってきました。
実はこういう感じのこと、とても多いのです。
長男の思いとは違う言葉がどうしても口から出てしまう。
もしかしたら母ちゃんの
「コンビニ行こうか」
の言葉の言い方とか?に思春期息子はちょっとイラッとしたのかもしれない(笑)
定型発達でもありますよね。
「母ちゃん、こづかいほしいんだけど。。。」
「何?何に使うの?まだ無駄遣いするつもりじゃないの?」
「・・・もういいよ、いらね~よ」
なんてねw
そうじゃなくても、行きたいのに勝手に「いや!」が出てしまうのかもしれない。
これが毎回ならこちらも分かるのですが、
「コンビニ行こうか」と私から言って
「いや!!!」と言われたのは今回がはじめてでした。
普段でも
「沖縄行こうね」
「お母さん、沖縄行こうね」
「お母さん、、、、沖縄行こうね」
と繰り返し言ってきたりするのですが(基本あまりこういう話しかけには返事しませんが)
「お母さん、沖縄行こうね」
と言った後、今回のように急いでiPad miniを取りに行き
LINEで送ってくるのは
「うどんたべたい」
だったりするのです(笑)
筆談をはじめる前は
「自分の言ったことに責任を取りなさい」
という態度で接することも多かったです。
「コンビニ行きたい」と言ってきたのに
「じゃ、行こうか」と返事したら
「いや!!!」と言われた。
「じゃ、行きません」
となっていたと思います。
でも今になって思うと、なんとかわいそうなことしてたのかな~と思います。
今はちょっとでも
「??」
と思ったら即見える形でのコミュニケーションに切り替えます。
その経験が積み重なってきて、長男もどうしても伝えたいことはLINEで送ってくるようになっています。
「沖縄行こうね」
は散々口では言いますが、LINEで打ってはきません(笑)
でも、本当に沖縄への帰省が決まった後は
「おきなわ ひこうき おばあちゃん」
なんて伝えてきてくれます。
重度の知的障害のある長男ですが、
伝えたいことと、勝手に口から出てしまう言葉
その違いを伝える方法をじわじわを身に着けているようです。
見える形のコミュニケーション、もう我が家では基本です。