支援 | 2016年04月24日 | 3,907 views | Posted by harnya
はーにゃです
昨日の記事の続きです
聴覚優位の長男と視覚優位の次男を子育てしている私ですが
長男と次男は学年で8歳差があるので、子どもが生まれて8年間は聴覚優位の自閉症の長男しか子育てしていなかったわけです。
「見せた方がいいらしい」
というのは何度か耳にしていましたが、
やってみても とんと反応がないし
親的にも毎日一緒に過ごしていて
「見ることが苦手」
というのはあきらかだったので
どうも気持ち的にも
「聴覚優位のわが子」に「視覚支援」は有効ではない気がしてあまり真剣に取り組んでいませんでした。
それでも思い出してみると
「あれも作った、ああいうこともした。ああいう工夫もしたな~」
と思いだすことはそれなりにあります。
長男は3歳前からABAやVB、RDIなどアメリカ生まれの療育に取り組んできたのですが
「相手の話すことを聞いて動く」
「指示されたとおりのことをする」「相手の様子を見て空気を読む」
というのが面白いくらいにできるようになっていきました。
知的障害はかなり重度ですが
「頭触って」
「手はおひざ」
「手をくんでみて」
などはとても上手。
VBの「イントラバーバル」という課題も
「車は?」 息子「はしる」
「あかい果物は?」 息子「りんご」
「寝るとき着るのは?」 息子「パジャマ」
など、耳から入って覚えていく課題はすいすいできるようになっていました。
一段と私は
「聴覚優位でよかった。だって、世の中バーバルなコミュニケーションがほとんどだし」
と長男の行く末もとても明るいような気持ちになっていました。
その頃には次男が3歳くらいになっていて、長男に続き次男も「自閉症」の診断を受けたのです。
次男の障害の特性がはっきりしてきた頃になって私ははじめて
「これが視覚優位か!」
「これがこだわりか!」
という洗礼を次男から受けます。
物を並べる
まわるものを見続ける
順番にこだわる
道順が違うとパニック
家の中に小さなマグネットがひとつ追加されただけで1秒で気づく
「ほ~~~~~~」
の連続でした。
私が今まで見聞きしてきた「自閉症」の特性を見事に次男が体現してくれたからです。
そう思うほど長男との様子は違いました。
次男とのかかわりでは
「通る道順に変更がある時には伝えておかないとパニックになる」
「彼の物を動かす時には許可を得ないと激しく怒る」
「使っている皿もいつもと違うのだと食べないので彼専用を用意する」
こういうことをしないと次男と過ごす時間が簡単に
「台無し」
になってしまうわけです。
視覚支援をする
という意味がやっと理解できるようになったのはそんな次男のおかげですね~
だって、長男は毎日違うお皿だろうが
「今日はこっちから行くよ~」
って言われようが
新しい服を買ってきて
「今日これ着てね」
って言われてもまったく嫌がることもなかったのですから。
だってね~
「言うこと聞いて、空気を読める良い子なわけですから」
ってまだ本題に入れない。。。
すみませんまた続きます。
長くなりそう(笑)
最後はちゃんとスマホ、タブレットの話しになりますからね~~(^▽^)/
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