スマホ活用術/アプリ紹介 | 2011年10月31日 | 45,358 views | Posted by harnya
はーにゃです。
子どもが大きくなってくると「そろそろ一人で留守番できそうだけど、一人にするにはちょっと心配」という時期がくると思います。
また、発達障害のあるお子さんの場合、自立を目指す上で「留守番」というのは大きなステップのひとつとなるのではないでしょうか?
我が家でも自閉症の長男が留守番できる時間を少しずつ延ばしているところです。
最初は「親が自分を残して玄関から外に出る」というだけで不安でパニック状態になっていた長男。まずは親がゴミ集積所までゴミを捨てに行く間だけの1分ほどの留守番から開始しました。
その後、本当は用事がない時に「外に出ないで一人で留守番。帰ってくるまで待っててね」と言い残して家を出、家の目の前から息子が不安になって外に出てきたりしないかと10分ほど見守るというのをしばらく続けました。
そして近くのスーパーまで短い買物の間だったり、次男を保育園まで送迎する間くらいなら留守番できるようになりました。
スマホを使った留守宅見守り、不審者対策
留守番をさせる上で心配なのは「勝手に外に出てしまわないか」「危ない目にあっていないか」「不安になっていないか」などでしょう。
私も以前は家に携帯から電話をかけ、つないだままにして音を聞きながら留守番させたりしていたものです(当時の息子はほとんど声を出さない子だったので電話をつなげてもほとんど無音でしたが)
そして中学生になった今では、4~5時間ほどの間をほとんど一人で留守番ができるようになりました。
そんな留守番練習で活躍したのが「スマートフォン」です。
Ustreamを使った自宅見守り
私が主に使用しているのが、かの有名なUstreamです。Ustreamはご存知のように、誰でも簡単に無料で映像を配信できるサービスです。
必要なものは
・PC + Webカメラ(カメラ付のスマホでも代用可)
・外出先で映像を受信できるスマホ等(私の場合Android端末)
まず、Ustreamにアカウントを作成し、自宅PC等からWebカメラを通して子どもの様子を配信します。この時、知らない人が自宅の映像を勝手に閲覧できると困ったことになるので、配信する映像にパスワードを設定しておきます。
ただし、パスワードを設定した場合、iPhone/Android用のUstream専用アプリでは閲覧できないようです(2011年10月現在)。これはちょっと不便なので今後のバージョンアップに期待したいところです。
ただ、私が使っているGALAXY Tab(Androidのタブレット端末)はブラウザ上からもUstreamに繋げることができるので、パスワードが設定されている映像でも閲覧可能なんです。
これだとずっと繋ぎっぱなしにする必要もなく、気になった時に映像のページに接続して子どもの様子を見ることができます。もちろん音声も配信できるので声や音を聞くこともできます。
こんな感じで息子はひとりでいる時はほとんどソファの上で過ごしているので(笑)、ソファに向けてカメラを設置しておけば様子が分かるわけです。
Ustream (無料)
|
リモート監視システム「Air Cam」
また、Air Camというアプリを使うともっと簡単に留守宅見守りができます。これは自宅のPCに専用のソフトをインストールしておき、iPhone/Android側のクライアントアプリを使って映像と音声を受信するシステムです。
私もiPod touch+モバイルルーターを使っていた頃はこのアプリを使用していました。
このアプリは家庭内LANのみで使える無料版があります。例えば、赤ちゃんのベビーモニター代わりに使うなどの場合はこの無料版で十分なわけです。
外出先から自宅の様子を見守りたいということであれば有料版が必要になります。有料版といっても数百円なので、かなりお安く見守りシステムが構築できるのが魅力です。
PC側のソフトはWindowsとMacに対応しており、クライアント側はiPhoneやAndroidなど各種スマホに対応しています。
ただ、残念なことに最近バージョンアップしたら我が家で使っている古いWebカメラを認識しなくなってしまいました。有料版を持っているのに、音声配信しかできないという悲しい状態に…。もし、解決方法をご存知の方がいらっしゃったら詳しく教えてください(泣)
Air Cam Live Video (¥800)
|
留守宅見守りシステムの選び方
私の場合、なるべくお金と手間を掛けずに留守宅見守りシステムを運用したいので、無料サービスであるUstreamで配信し、たまにスマホから接続してチラっとみる感じにしています。これだとパケ代もそれほどかかりませんが、いずれにしてもパケット定額制サービスへの加入は必須になるかと思います。
将来的には何か起こったときだけ、閲覧している親の側から何かしらの声かけができるようになったら申し分ないんですけどね~。それならSkypeつなぎっぱなしで、閲覧側はマイクを切っておき、声かけしたい時にマイクを接続して声かけ、っていう方法ならいけるかも?
段々話がややこしくなってきました・・・
やっぱり留守番させている間中、全く家の様子が分からないというのは親にとってかなり心配なもの。
ご家庭の事情にあった留守宅見守りの仕組みで安全性を確保しつつ、お子さん自身と相談してどういう風にすすめたらいいか考え、お子さんの留守番練習をおこなってみてほしいと思います。